掃除・整理整頓と心の関係〜ブロークンウィンドウ理論を用いて〜

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あなたの部屋は整っていますか?

実はあなたが住む部屋はあなた自身ということをお伝えします。

何言っているかわからない方に向けて、様々な理論を用いて理由を説明します。この記事を読み終わる頃にはすぐに部屋を掃除し始め、あなた自身が良い方向に向かうきっかけになれればと思います!

それでは見ていきましょう。

掃除と心の関係を意識する

  • ハウスクリーニングの話

知り合いのハウスクリーニングのお仕事をしていたAさんの話です。

お金持ちの家に訪問することもあれば、裕福でない家にも訪問するそうです。

Aさんは仕事をする中である特徴に気づいたそうです。

Aさん「お金持ちの家は非常にきれいに掃除されていて、あまり裕福でない家は散らかっていて汚いんです。」

ただ例外もあるようで、「どんなにお金持ちでも悪いことをして成り上がった人の家はとても汚いんです。」

とお話ししてくれました。

また有名な突撃レポーターがテレビ番組でこんなことを言っていました。

「実際に犯罪が起こったマンションに取材にいくと、外観を見ただけでどの部屋で事件が起こったのか大体の場合わかりますね。」

理由は、ベランダに出してある植木が枯れていたり、ごみが散乱していたりと遠くから見てもごちゃごちゃした感じで明らかに汚いそうです。

これは公園や空き地等で起こった場合も同じで、その場所は非常に汚いそうです。

つまり、悪いことが起きる空間は汚いという共通点があるようです。

空間には良いものや悪いものを引き付ける雰囲気のようなものがあるということです。

つまり一流と言われる人ほど掃除を大切にしているとも言えるでしょう。積極的に自分の周りの空間をきれいに保てるように努力をしているでしょう。

はじめに戻りますが、あなたの住む部屋は、あなたの人間性がリアルに出ると言われています。

なぜなら部屋は誰にも邪魔されないプライベートゾーンだからです。自分自身の素の姿が投影されるのです。

私自身の経験からも、学生時代に遅刻癖のある人の家は大体汚かったのを覚えています。笑

自分の空間が乱れていると言うことは、自分自身の心が乱れている証拠です。

仕事やプライベートがうまくいっていない時は大抵自分の部屋が汚れていることが多いんじゃないでしょうか?

逆にうまくいっている時は部屋がきれいに保たれていませんか?意外とそんなもので毎日の生活が変わったりするものです。

たまに「汚い方が落ち着きます!」という方もいますが、やはり見た目の印象にも気づかぬうちに出てしまうので注意が必要です。

また空間についてもう少し詳しく見てみましょう。

ブロークンウィンドウ理論(割れ窓理論)

1969年にスタンフォード大学の心理学者「フィリップジンバルド教授」による大変興味深い実験の話です。

まず街の中で治安の良い場所を選びます。そこで1週間「ボンネットを開けっぱなしで放置した自動車」と「ボンネットが開けっぱなしでかつ、窓ガラスが割れている状態の自動車」を2パターンを用意し、1週間様子を見ました。すると歴然と差が生まれたのです。

「ボンネットを開けっぱなしにした自動車」には1週間経過しても特に何も起こらなかったそうです。

しかしボンネットが開けっぱなしの自動車に窓ガラスを割っただけで、なんと10分後にはバッテリーが持ち去られ、続いてタイヤも全て持ち去られました。さらには落書きや破損を連続してくらい、1週間後には完全に修復不可能な状態まで破壊されたのです。

窓ガラスを破損する状態をプラスするだけで、自動車が破壊される可能性が一気に高くなったのです。しかも破壊される活動は短期間で急にエスカレートしていくことが、この実験を通してわかったのです。

「破壊された窓」という言葉から、「ブロークンウィンドウ理論」と呼ばれるようになったのです。

車の窓が割れていることでマイナスの空間を作ってしまい、マイナスを引き寄せてしまうという興味深い実験です。

身近で例えるならスマホの画面がバキバキになっていたり、枯れた草や花を放置したり、汚れた洋服を部屋に脱ぎっぱなしにすると空間が悪いものになっていきます。

マイナスなものを作らないことが生活においても大事になってきますね。

次は掃除によって空間を変えた例も紹介します。

掃除によってニューヨークの犯罪都市としての汚名を払拭した例

1980年頃に、世界油数の犯罪都市だったアメリカのニューヨーク州の話です。

当時のニューヨーク州では年に60万件以上の重犯罪事件が起きていました。今のように気軽に日本人がニューヨークの地下鉄に乗るなんていうことはあり得ないぐらい治安は最悪でした。

アメリカのラトガース大学のケリング教授は、この「ブロークンウィンドウ理論」に基づき、地下鉄での凶悪犯罪の抑制に、ラックガキを徹底的に消すことを提案しました。

理由は、落書きが放置されている状態は、窓ガラスが割られた自動車と同じだと考えたからです。

そして、提案を受けた警察は落書きを徹底的に消す方針を市民に示しました。

ただし現場は落書きを消すという驚くべき対策に対して、まずは犯罪を取り締まるべきだ!と反発をしました。

しかし警察サイドはラックガキを消すという方針を貫き、一面に落書きされた約6000車両の落書きを消していくという、途方もない作業に取り掛かりました。

そしてプロジェクトが始まって5年、1989年に、全ての落書きを消すことが完了したのです。

その結果、増え続けていた犯罪が、2年後には徐々に減り始め、1994年には約半分まで犯罪を減らすことに成功したのです。

その後ニューヨーク市長に就任したジュリアーニ市長は、地下鉄の成果をニューヨーク市警にも導入し、町の落書きやゴミのポイ捨て、信号無視などの軽犯罪を取り締まった結果、犯罪件数を急激に減少させることに成功し、犯罪都市という印象を払拭することに成功しました。

このような実例は日本、世界で大小様々あります。そのくらい空間を保つということは大切ということです。

では、プラスの空間を作るためにはどうしたらいいのか?

それは、整理整頓です。

整理整頓

整理整頓とは、「目的をはっきりさせること」になります。

どこに何がどういう理由で収められているのか、明確にしていきます。

これができるようになればあなたの頭の中もすっきりし、プラスの空間が作り出せるでしょう。

普段の生活からも

  • 家庭内で

鍵がいつも同じ場所になくて困ったり、靴下が片方なかったりすることありますよね。

いつも同じ場所に置いておけばなくしたり慌てる必要もありません。

  • 職場で

デスクを見れば仕事ができるのかわかってしまいますよね。書類が散らかっていると仕事の効率性も変わってきます。

たまに「俺がわかるからいいんだよ!」という人もいますが、もし仮に別の人が探し物をする羽目になったら大変ですよね。常にどこに置いておくのかを明確にしておけば無駄な時間も省け、仕事を効率的に進めることができるでしょう。

あなたのデスク周りはどうですか?

人生をプラスに進めるために

ここまでの通り、掃除や整理整頓は、プラスの空気を発生させ、プラスの結果を引き寄せることにつながります。

さらに心が整うことで、自らの行動が前向きに変わります。

あなたも、ゴミ拾いをしたり整理整頓をした後は心がスッキリした経験はないですか?

また「よろしくお願いします」や「ありがとうございます」と発すると心が落ち着く人も多いのではないかと思います。

ここでお伝えしたいのは、行動を帰ると心が変わってくるということです。

心が変わるとプラスの空気を作り出せ、心が磨かれていきます。

是非身の回りの掃除や整理整頓をしてみて、今後のあなたの周りに起こる変化を楽しんでみてください!