分かったは分かってない?理解までもっていくための方法

スキル

「わかる」と「理解」は同じような言葉ですが、どのような違いがあると思いますか?
この2つの違いをビジネス的にお伝えしていきます。

「わかる」とは知識として知っている状態のことを指します。
「理解」とは実際に知識を体得している状態のことを指します。
「理解」しているとその知識を人に教えることができます。つまり「わかっている」状態で終わらせるのではなく、しっかりと「理解」に変えられて初めて自分のものになっているということです。

「わかる」で終わる人と「理解」に変えられる人

仕事や人生でも、「わかる」を「理解」に変えていく人と「わかる」で終わらせる人がいます。
アルバイトや仕事をイメージしてください。誰しもが新入社員時代はしっかりと上司や先輩のアドバイスに耳を傾け、素直に指示に従います。
挨拶であったり、報告であったり、様々な指示を仰ぎ素直に実行します。
しかし入社して数年経ち、仕事に慣れてくると手を抜き始める人が多いように感じます。
上司や先輩に「挨拶くらいしろよ」と注意されると「わかっていますよ」と言って反発。
報告不足で指導されると「いやわかってますよ」と。先方からのクレームを注意すると「ちゃんとやってます。言われなくてもわかってるんで。」と指示に従わない。
言ってもらっているという感覚すらなく、一向に直そうという気がない。
仕事だけでなく、学生のアルバイト先でそういった知識だけ知っていて指示するだけの人とかいますよね。
こういう人がダメなベテランの例です。わかっているだけで終わらせるのではなく、理解に変えていくことが大切ですね。
しっかりと新入社員時代から受けた指導内容を自分自身が体得していき、理解できる人間に成長していけば、確実に実力がつき、できる仕事人になれるなれるはずです。
このようにあなたもわかる状態から理解できる人になっていきましょう。

「理解」に変えていくポイント

では「わかる」で終わらせずに「理解」に変えていくポイントを伝えていきます。
そのポイントは2つあります。

  1. 五感で学ぶ
  2. 側で学ぶ

1つ目は五感で学ぶになります。
五感で学ぶとは、
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚
上記の五感全てを駆使して学ぶということです。

2つ目は、側で学ぶことです。
側で学ぶとは、できる人の側について、観察しながら学ぶということです。
ここで2人の職人の方を例にあげて話をしていきます。是非「五感で学ぶ」と「側で学ぶ」を意識していきましょう。

宮入法廣

宮入法廣さんという人物を知っていますか?

この方は刀剣を作る職人です。正倉院に置いてある刀剣などを復元し、その世界では有名な人物になります。
刀剣の世界には、宮入一門・隅谷一門・月山一門の三大名門があり、その宮入一門の跡取りとして生まれました。
宮入家に生まれながら、一流の刀剣家になるために、隅谷一門に弟子入りし、住み込みで5年間も修行をした経験があるそうです。
その時に墨谷一門の師匠から言われたことが「五感を磨け」ということでした。
宮入さんは弟子時代に、師匠に高級料亭に連れて行かれ。美味しい食事を幾度も食べさせてもらったそうです。
その理由は、一流のものを食べて、一流の味覚を学ばせることでした。
つまり、一流の美味しい料理を食べることにより、一流を見分けられる味覚が得られる。一流を判断できる感覚が高まることにより、一流の刀を見分けることができるということです。
五感の一つである味覚を磨くことにより、一流の刀剣職人に近づくことができる。
そのような教えの中で、宮入さんは一流の刀剣家になっていきました。

道場六三郎

2人目は、道場六三郎さんです。
あなたも名前くらいは聞いたことがありかもしれません。
一時期テレビで「料理の鉄人」の「和の鉄人」として有名になった方です。
「日本料理界の異端児」と称された人で、日頃から「食材に国境なし」と言い切るような、型にはまらない自由な発想を持つ一流の料理人です。道場さんは1971年から「ろくさん亭」という店を銀座に出し、一流の料理を振る舞っています。
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13002568/
その道場さんの言葉を2つ紹介します。

  • 「人の2倍は働こう。人が3年かかって覚える仕事を絶対に1年で身につけようとした。」
  • 「先輩の料理やオヤジさんの仕事を細かく観察し、ポイントになることや、自分の課題はなんだということを必ずノートに書くようにしていた」

と言っています。
仕事中、できる人の側を全く離れなかったのです。だから人より倍速で仕事を覚えていったのです。「五感で学ぶ」ことと「側で学ぶ」ことについて少しでもわかっていただけましたか?
仕事でも恋愛でも趣味でも、本を読めば知識だけはつけることができますが、知識を体得するまでにはなりません。
あくまでも本を読む行為は参考程度であり、できる人であれば答え合わせの要素が強いと思います。
ここで「わかる」を理解に変えてもらうために覚えて欲しいことがあります。
それはアウトプット前提のインプットをするということです。
要は、現場主義でい続けるということです。
恋愛の本を読んだらモテるようになった人を聞いたことがありますか?本を読んだら月収100万円が手に入る!という本や、読むだけで10キロ痩せる!といった様々な本がありますが。知識を増やすためには役立ちますが、読むだけでできるようになった話は当たり前ですが聞いたことはありません。
ですから理論だけで終わらせるのではなく現場主義になり、自分の五感を磨き、できる人の側で盗み、それを実践すること。
これができれば「わかる」を「理解」に変えていく近道となることでしょう。

先ほどの話ですが宮入法廣さんは味覚を一流をすることで五感を学び、一流の刀剣家になりました。
道場六三郎さんはオヤジさんの側で学び、一流の技術を盗みノートに書きとめ、その技術を体得することで一流の料理人になりました。
これはどの世界でも一流になる人がしている行動であり「わかる」を「理解」に変えるポイントです。
サッカーでも、YouTubeでドリブルやパスの種類を学んだところですぐにうまくなることが無いのと同じですので、覚えてながら実践をしていきましょう。

社会の評価基準

社会では知識があっても、学歴が高くても、その期待に見合った実力が伴わなければビジネスマンとして「できない人」というレッテルが貼られてしまうことが多くあります。

学生時代の基準や歩みのレベルでは活かせる知識も、ビジネスマンとして、1人のプロとして見られる社会の評価基準では、意味が無いこともたくさんあるということです。

ですから、ビジネスの現場で活躍して自分の人生が「良かった!」と言える人たちというのは、良い学歴を持っている人に限られたことではありません。

知識や学歴は、あるに越したことはありませんが、それだけでは社会で活躍することにはつながりません。

「わかっている」だけでは誰からも評価されずに終わってしまいます。「物知り」だけではいけないのです。

今では仕事もそうですが、それ以外でもSNS等を使って発信していくこともできます。知識を知るだけで終わらせずに発信していく癖をつけていきましょう。

さいごに

あなたが成長をしていく上で本を読むことは決して悪いことではなくむしろ良いことです。
ただし本を読むだけでは使う場面がなければせっかくの知識も無駄になってしまいます。
ですから、本を読むのが好きな友達が1人でもいればその知識をアウトプットしてみてください。
今ではzoom等のビデオチャットも使えますし、SNSでアウトプットの場を探すことだってできます。
こうして行動していくことで自分の知識をアウトプットできるレベルにまで底上げすることにつながります。
またそれと通ずるのが、「関わる人間」と「見るものの質」です。
夢のない友達といれば、その影響を受けて夢もなくなってしまいます。
ブランド好きの友達といればどんどんブランドが好きになっていきます。
またSNSでも、愚痴やぼやき、遊んでばかりの友達をフォローし続けていると、それが自分の中の「普通」になっていきます。

この記事を最後まで読んでいるあなたは大小あれど何か行動したい!と思っているはずです。
まずは基準を上げるためにSNSを整理したり、学んだことを発信していく癖をつけてみましょう。
そして積極的に行動することで未来を変えていってください。
お読みいただきありがとうございました。